2010年3月29日月曜日

Big Drive

Big Driveとは、Maxtor社が提唱したATA接続方式ハードディスクの規格で、現在のEIDE規格で限界となっている128GBという容量制限を大幅に越える128PB(「ペタバイト」と読み、1PB=1,048,576GB)までのハードディスクを接続可能にするもの。 2001年6月に開催された世界的な展示会「TECHXNY/PC EXPO」で発表されたもので、Microsoft社、Compaq社のほか、大手チップセットメーカーのVIA社、大手BIOSメーカーのPhoenix社などが賛同を表明し、現在は大容量ATAハードディスクでの業界標準規格となっている。 Big Drive規格については統一した名称は設定されていない(「Big Drive」も通称にすぎない)ため、メーカーごとに様々な名称でこの規格を呼んでいる。主だった呼び名の例として、「Large LBA」「48bit LBA」などがあるが、いずれもBig Driveと同じものを指す。 現在は対応ハードディスクが各社から発売されているほか、マザーボードメーカーでの対応も本格化しているという状況である。 なお、128GB以上の容量を持つハードディスクをBig Drive非対応のマザーボードやATAコントローラカードで使用すると、ディスクの先頭から128GBを越える領域を含むパーティションからの起動ができなくなるなどの問題が発生する。 ちなみに、Big Driveは現在ANSIで審議中の「ATA-6」規格の一部として盛り込まれる予定。

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